Etheriumのプライベート環境で実際にマイニングしてみる
引き続きetherを採掘する · Ethereum入門を参照しながらethereumについて学ぶ.
今回は前回構築したethereumのプライベートネットワーク上で実際にマイニングを行い,etherを採掘してみる.
1.アカウントの作成
まずマイニングを行う前に,マイニングノードとして用いるアカウントを新規作成する.
新規作成したアカウントのパスワードが(" ")の中の部分に当たる.(今回の場合はmaple)
実行すると20バイトのアドレスが表示される.
2.実際にマイニングしてみる
ここまででプライベートネットワーク上のアカウントを作成することができたので,実際にマイニングを行ってみる.
↓マイニングを指令するコマンド
コマンド実行後,下図のようにnullという返事が返ってくればマイニングが始まります.
でも本当にマイニングできているか不安になるとき,ありますよね?
そんな時は主に下記のようなコマンドを実行することで,マイニングの進捗を調べることができます.
①"eth.blockNumber"を実行するとその時までに作ったブロックの数が表示される.これが0だとマイニング実行後,まだブロックを生成することができていないことになる.
②"eth.hashrate"を実行すると,その時のハッシュレート(マイニングスピード)が表示される.この数値が大きけければ大きいほど高速でマイニングが行えている証拠だ.
なおハッシュレートが0の時は,マイニングがされてない,もしくはマイニング開始の指令は受け取っているが,実際にシステムが動き出していないということになる,
③"eth.mining"を実行すると,マイニングを行っているかどうかがtrue or falseで表示される."hashrate"が0でも"eth.mining"でtrueが帰ってくるとマイニングは開始されている証拠なので焦らずじっくり待つ必要がある.
マイニングが進むとblockNumberがどんどん増え,同時にマイニング報酬がもらえる.マイニング報酬を確認するために以下のコマンドを実行.
①まず初めに"eth.getBalance(eth.accounts[0])"というコマンドを入力してみる.するとethereumの最少単位であるweiで報酬が表示される.
②次に"web3.fromWei(eth.getBalance(eth.accounts[0]),"ether")"というコマンドを入力してみる.このコマンドではethereumの基本単位であるetherで報酬が表示される.
3.マイニングの終了
マイニングを終了するときは下記のコマンドを実行して終了.
↓実際の画面
ここまでで実際に構築したethereumのプライベート環境でマイニングを行うことができた.
<参考文献>
https://book.ethereum-jp.net/first_use/mining_ether.html?q=